JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

終わらない祭はない

 昨日はチョイ役で役者やってきました。
 またしてもボギーさんに誘われ、お医者さん役を。前回(2月にやった「シンジ&ボギー二人のビッグショー」)ボギーを射殺して今度は生きかえらすんかい、みたいな。

 久しぶりの緊張感あふれる「現場」でございました。
 負けぬよう、バカなことをきっちり真面目にこなそうとリハ段階まで考え、本番で崩す。これができたので100点です。

 このイベントはコヤナギシンジさんという方の洋服ブランドのショウであり、ミュージシャンとしてのライブショウもやるという面白い趣向のもので、演出テーマが「葬式」「遺言」。
 いや、いい話聞けました。

 その中で、「未来がどこにあるのかを見失ったとき、過去の友に会ってみた」というのはいいヒントかなあ、と思いましたよ。
 気まずいことがあって少し疎遠になっていたギガの菊ちゃんに会いに行ったりしましたよ。稽古場はなんにも雰囲気が変わってなかったなあ。
 久しぶり、の会話のあとは、もうあの時代のいつもの感じだった。あのときの気持ちがよみがえったような。

 自分に足りないのは「許す心」なんじゃないか、と痛感。
 水沢との和解で、わかりきってたことじゃないかなあ。

 なんとなく心の氷が解けて、澱を吐き出して望めたような気がする。この日は本当に、自分にとって大きな何かを得た日じゃないかと切に感じた。
 それを証明するように、昨日はいい出会いが多かった。
 サプライズな出逢いもあった打ち上げでした。

 誘っていただいたシンジさんボギーさん、本当にありがとうです!!

 いや、本来だったら昨日スンゲー楽しいショーに出演させてもらって、そのレポートを書きたいとこだったんだけれど。

 昨日、そんな風で昼12時からまったく世情に疎かったゆえ、秋葉原の通り魔の事件を浦島太郎のように呆然と眺めています。

 いろいろと書きたいことはあるし、思うことはあるし、そんな風なんだけれど、一番最初にふと頭に浮かんだ言葉はこの表題。
 俺ら世代のオタクが夢見て、育んできた祭はこれで終わるのか。
 もし、掲示板に犯行予告を書きなぐったのが犯人のものであったなら、そういうことになりそうな予感がする。

 秋葉原、インターネット文化、俺たちの世代のオタクがはぐくませた祭は、最悪の幕引きを迎えてしまうんだろうか。宮崎勤事件以来のショックだ。うーん。