JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

博多南駅の声

 会社近く、(ここは説明の必要がないくらいうまい)「でびっと」の真裏に、仕出しの中華料理屋さんがあって。そこが最近麺屋として改装中というのをずっと気になっていたんだが、昨日から28日までプレオープンしてました。「楓」という名前です。

 で、担々麺を頼んだんだが・・・これが!!
 ちょっと日本人料理人では届きにくい領域の味です。店員さんはみんな中国の方でした。スンゲー辛い、深くて旨い。
 香りはまるでタイカレーのようで、辛い癖にスープはぐぐっといけるという。

 本格オープン、前倒しにしてください!!
 もうそうなったら、会社から遠出する必要無え!!!!

 もちろんでびっととヘヴィローテーションで。

 毎日通退勤に使ってる博多南駅。ここ使ってる人はみんな思ってると思うのだが、あそこでかかる電子音声の、繰り返し流れるスローガン(?)。

 「皆さん、落書きは犯罪です。犯罪の前に安心できる町作りを進めましょう」

 文章に起こしてもまず据わりが悪い。犯罪を前にして安全でいる町というのはヘンじゃないのか。目の前で大馬鹿の壁(伊集院光命名)をせっせと作成中の彼らを前に安心する町作りを進めるべきなのか?とまあ、ざーとらしー無粋な揚げ足とり風ツッコミはこの辺においといて。

 この発音が、イントネーションが間違ってるのだ。「らくがき」の「く」にイントネーションが来た後、その強さのままフラットに「がき」と発音すればいいものを、イントネーションの「く」のあとデクレッシェンドをかけてやや強い音の「が」、弱々しく流すように「き」と発音しやがるのだ。近い発音パターンとすれば「はぶらし」か。

 毎日駅の改札口を通る度、なんかこの発音と文章から漂う据わりの悪さに、やる気の何パーセントかを持ってかれる気がする。その上、帰宅時のくたくたな時にもエネルギーを吸われていくような気がするが、もうこの駅を使うのはあと何回なんだろうか、と思うと少ししみじみとしてしまう。