JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

まあ、自主打ち切りの方が後からDVD出すときに後腐れなく出せるよ

 「スクールデイズ」「ひぐらし」の打ち切りが物議を醸していると聞く。

 今回ばっかしは制作者側も「名誉ある撤退」を選ぶだろう。それくらいタイムリーかつ致命的な事件だ。ここでもし強行を果たしたら、業界全体に逆風が吹くだろう。また作り手(俺たちと同世代)は「宮崎事件」で味わった、一般大衆が敵として牙をむく恐怖を忘れちゃいまい。

 とはいえ、作り手は無念だろうなあ。
 以前地元の演劇で、近い話があったのを思い出す。あのときはイラクの人質事件だったか。もし上演されていればひょっとしたらその劇団は解散していただろう。人質が拉致されて殺されるという筋書きだったらしいが、事件発覚は上演前日。そして事件のあの悲しい結末は上演後日といった案配だった。劇団側は断腸の思いで取りやめざるを得なかった(地方自治体のイベントだったので圧力がかかった)のだが、その無念は観る側にとってもやるかたない。だが、作り手のそれに比べたら如何ほどのものか。

 静かに、作り手の無念を沈めるように応援してあげて欲しい。
 「マスゴミは腐ってる」だのと、彼らをたきつけるような言葉は絶対に止めていただきたい。なんか、感情的な意見を何個も目にする度にそう思う。


 あ、ちょっと上に書いた宮崎事件。最近若い世代のオタクが某掲示板なんかで「そんなもの無かった」「あの事件でオタクが叩かれたっつったってたいしたことないだろ?」って書き殴る意見を目にすることがある。
 ♪戦争を知らずに僕らは産まれた〜って歌っちゃうね、実際(苦笑)。無知って怖い。


 あとタイトルはボクの本当の感想。