JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

絶句ナガサキ

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=196305&media_id=2

 教育学部行った人は、みんなわかってることじゃあなかろうか。
 教育学をやるとかならずまず、「親としての教育の概論(家庭教育学)」そして「学校における教育概論(社会教育学)」って順番で(もしくは平行して)ご教授賜ることになるのだけれど、はっきりと言えることはこの二つ、全く異なるものなんですね。特に家庭教育学をやればわかるけれど、家庭教育は親でしかできない領域が多すぎて、第三者がやるべきものではない。

 よくいわれる無教養な親たちはよく、その二つの差異を全く存ぜずに己の家庭教育論(もしくは教育論でも何でもないエゴイズム)で学校にぶつかってくる。週刊誌なんかでたまに特集の俎上にあがるトンデモ親の所行も、たいてい「ああ、その辺が無知なんだな」って感じでその挙動が理解できるんだけれど、そもそも教育学って一般的に教えているような社会か?今って。教えるはずの先人達は周りに誰もいない、なんて世の中じゃない。

 初歩的な教育学を教えることで少しは無教養な親がいなくなるのではと思うことしきり。そういえばうちのオフクロはこんな時代を見越したファンキーな人で、家庭訪問について「家の教育など関係ねえだろ!プライバシー覗いてから!」とその是非に(※誰もいないところで)食ってかかった人物でした。大学行って学んだところによると絶賛その意見は間違っておりましたよ、母。

 ぼくの心の故郷は何と言っても中学高校を過ごした長崎です。
 しかしあの街は時折、なんだかなーって事件が起きるもんだね…。

 高校時代、本島市長(当時)の「天皇に戦争責任がある」発言に抗議活動をする右翼が押し寄せて市内じゅう大渋滞になったことを思い出します。
 でもね、長崎の人々は血の気は全く多くなくって、むしろおっとりしているもので。それは方言にも表れてるんですけどね。このニュースのおかげで長崎の街を、博多みたいな感覚で想像されるとやだなあ・・・。