JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

わかっていて、それを受け入れる強さ

敗者ランダエタは強気な姿勢/ボクシング
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=68242&media_id=8

 ストIIという対戦格闘ゲームで、俺はいわゆる弱キャラしか使いこなしたことがない。使っていたのは主に「エドモンド本田」であるがこれがものの見事に負ける、負ける。理由は簡単でとあるハメ手を猿のように、ずーっと単純に繰り返されると危ないといった按配。こちらのほとんど全ての攻め手に対して、それらは有効だったりするし、あんまり繰り返されるとこちらも熱くなってしまって、ますます相手の姦計にはまってしまうという寸法だ。

 そしてそれに対してこちらが取る手はただ一つ。
 負け戦とわかっていても、それでも全力で立ち向かうことしかない。そして、結果は潔く受け入れる。受け入れるほかに、何が出来る?相手からすれば
 「そんな弱いキャラを選んだお前が悪い」
 という負けるべき理由があるのだし。

 ランダエタには、ボクシングの敵国で試合したときにおける
 「相手をKOで倒さないと判定じゃ負ける、自分の国でやれなかったお前が悪い」
 という負けるべき理由があったわけで。
 それを払うため、唯一の手であったKOを出来なかった、自分のほうを責めてきっと精進することでしょう。

 しかしね、どちらのその、勝者の言い分たるべき敗者の負けるべき理由も。ゲームやスポーツのフェアプレーの概念からすれば、多大に理不尽というか、それらを冒涜しているのがミソだ。
 恥を知れ。



 あと余談なんだがガッツ石松はチャンピオンのとき、敵地南米でKO勝利で防衛していたりする。
 本当の強者は逆に、過剰にフェアだ。