悪魔のようなアイツ
こんばんわ、悪魔ほむらです。
なりきりと称してエッセイ的日記を書くリハビリにしてないかがバレないかヒヤヒヤしています。
どこかの厄年の男性から教わったのですが、彼の職場には
「クソのような人格という言葉を具現化した結晶体(純度98%)」
「銀河系で上司にしたくない人31年連続ナンバーワン」
「仕事中『黙れ』を浴びせたい人コンテスト26年連続ファイナりスト」
などのさまざまな輝かしい異名を持つ上司がいるそうです。
職場で稼働中の半分、人の揚げ足取りと小言と観念論説教に費やして動く悪魔そのものなんですが、本当に一ヶ月に一遍くらいとてもお茶目な言動を取るんですよ。
書面の書式が違っていたことで30分長々と血相変えて説教した口で
「わしゃのう、日曜プリキュア見よったんじゃが、『ジコチュー』っつうのが出てきてのう、あれはワシのことじゃないかと思うたんや・・・」
と子犬のような目で話し始めたりとか。
そしてその瞬間みんな許した気になってしまうんです、この人。
その様子を見て彼は、「自己啓発セミナーにだまされる瞬間を見ましたね」と感じたそうですよ。
さんざっぱら精神的に打ちのめすような課題やら試練やらを浴びせられて、最後の最後で自己肯定に誘導されてぐらっと来てしまうアレです。
悪魔=自己啓発セミナー。おお、言いえて妙じゃないですか。
そういう輩、付き合うのもほどほどにしないと身が持ちませんね・・・。悪魔の私でも。くわばらくわばら。
悪魔キャラ考
やはり結論として
「悪魔だけどいいヤツ」
に至るのが基本だと言うことです。雨の中子猫を拾うヤンキーのごとく。改心して仲間になるヒュンケルのごとく。最後の最後まで悪魔だったケフカなんて、そりゃ蛇蝎のごとく嫌われていますよ?
先達の悪魔キャラの皆さんについて考えてみましたが、デーモン小暮閣下、カシミールナポレオンKさま、アシュラマンさまとちゃんとしたご家庭を築いていらっしゃいます。サンシャイン様の友情の厚さにいたっては立派な人格を備えていると感服するばかりです。
「普段の言動は極悪非道だけどたまにものすごくいい事をする」
だけではこれから先、やっていけない気がします。むしろ、これから先は
「普段はものすごくいい人なんだけどなぜか肩書きが悪魔」
ぐらいの悪魔キャラがよいのではないか。
最近テレビを見ていると「あ、こいつマジで悪魔だな」と思えるキャラと言えば坂上忍だと思うのですが、こないだ
「離婚した人間っつーのは、どっかに欠陥があるんだよ。アンタも俺も」
とかなり血も涙もないことをあまり表情変えずに言ってるのを見ました。
悪魔だなと思いました。
ああはなるまい。でも、私もう悪魔なのよね、残念。
悪魔になりました
こんばんわ、毎度おなじみ暁美ほむらですが、このたび一身上の理由で悪魔になりました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
悪魔というのは秩序を乱し混沌を生み出すものが仕事です。
とはいえ、まどかとの日常を維持するのが目的で悪魔になったこともありますので、あまりそういうことはいたしませんことよ。
今日、駅前のコンビニでレジがやたら混んでたんですよ。
すると目のイッたお兄さんが、レジで変な貯金箱みたいなものから小銭をたくさんばら撒いているじゃないですか。店員さん仏頂面で1円玉やら5円玉の山を数えてて、お兄さんニヤニヤしながらなんか支離滅裂な話してる。
なかなか久しぶりに見た混沌ですよねー。歴史書き換えてアイツ生まれてないことにでもしようかと考えましたがやめました。めんどくさいので。
そうそうそんな変質者で思い出したんですが、フィギュアスケートの羽生くんのSPの曲「パリの散歩道」。
あれ、聴く度に思うんですけど、散歩道に戦慄が走る情景が頭に浮かびません?
のどかな散歩道を切り裂くようなエレキギターの音色。
「うわあ、飲んだくれの変質者現れたよ・・・」
って感じで。え?思わない?・・・えい、思う。思うように世界を書き換えた。
あ、そういえば「パリの散歩道」、「必殺からくり人血風編」のラストシーンの音楽にも似てる。
今の私は魔なる者。摂理を乱しこの世界を蹂躙する存在。70年代のカルト時代劇を知ってるなんて当然のことでしょう?ピーターと山崎努の採石場での別れのシーンよ・・・。