JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

悪魔のようなアイツ


 こんばんわ、悪魔ほむらです。
 なりきりと称してエッセイ的日記を書くリハビリにしてないかがバレないかヒヤヒヤしています。

 どこかの厄年の男性から教わったのですが、彼の職場には
 「クソのような人格という言葉を具現化した結晶体(純度98%)」
 「銀河系で上司にしたくない人31年連続ナンバーワン」
 「仕事中『黙れ』を浴びせたい人コンテスト26年連続ファイナりスト」
 などのさまざまな輝かしい異名を持つ上司がいるそうです。

 職場で稼働中の半分、人の揚げ足取りと小言と観念論説教に費やして動く悪魔そのものなんですが、本当に一ヶ月に一遍くらいとてもお茶目な言動を取るんですよ。
 書面の書式が違っていたことで30分長々と血相変えて説教した口で
 「わしゃのう、日曜プリキュア見よったんじゃが、『ジコチュー』っつうのが出てきてのう、あれはワシのことじゃないかと思うたんや・・・」
 と子犬のような目で話し始めたりとか。
 そしてその瞬間みんな許した気になってしまうんです、この人。

 その様子を見て彼は、「自己啓発セミナーにだまされる瞬間を見ましたね」と感じたそうですよ。
 さんざっぱら精神的に打ちのめすような課題やら試練やらを浴びせられて、最後の最後で自己肯定に誘導されてぐらっと来てしまうアレです。
 悪魔=自己啓発セミナー。おお、言いえて妙じゃないですか。

 そういう輩、付き合うのもほどほどにしないと身が持ちませんね・・・。悪魔の私でも。くわばらくわばら。