JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

ハイコレのレポ(2)

 実は会場入り、石川さんとまったく同じタイミングで。
 諸事情あってレンタカーで向かったのですが、箱崎水族館前で前の車がバックしだして駐車始めたなあ、あれれれあの助手席、うわわわわ!みたいな。

 そんなわけでそこから先は恐縮しまくりで。
 いや、よく考えたらあの車運転してたのはアダチヒデヤさんだからね?ボギーだってもう凄い人レベルだからね?そんなわけで凄い人々に囲まれっぱなしで、本番までマリさんと2人でリハをアホのように眺めておりました。

 パーカッションセットの年季の入りようは壮絶でした。
 ファンだから知識はあるけど、あんな間近で観たことは初めてだから。
 出来ればこないだ完全に崩壊したという、初代の立ち太鼓も間近で見たかった。

 リハでの石川さんの「かなしいずぼん」の台詞が壮絶!!
 「・・・奥さん、あんた、ボギーでしょ!」
 しかし内容、文章に残すのは無粋かつなかなかゲスかった(苦笑)。
 あまりに面白かったので、今度宇宙サービスでラウンジサウンズ出たら、いつも石川さん台詞の真似をしている「ロシアの文豪」の間奏で、それのある程度再現をやりたし。観に来てね!!(※その台詞と同じレベルのゲスな宣伝!!)

 あっという間にライブ始まって、自分とボギー終わって。
 石川さんのライブはボギー、自分と並んで袖で。

 結局たま時代の曲は「ぼけ」しかやらない清々しさ。
 石川さんは楽器の技巧じゃなく、「ライブを見せる」「楽しませる」方向の技巧に特化した凄い人だなーと再確認。
 「毛虫おじさん」がとにかく頭に残った。次の日ずーっと鳴ってたもんなあ脳内で。動画でも見たことあったのに、何でだろう。ライブのほうが後を引くんですよ。
 「たまの映画」で印象深かった「夜の牛たちのダンスを見たかい」が聴けた。泣きそうになった。 「オンリーユー」は嫁と聴きたかった。嫁、呼んだんだけど来てくれなかった。最近石川さんそっくりになってきたからだろうか・・・。

 コピバンは「リヤカーマン」「らんちう」「かなしいずぼん」「学校にまにあわない」など。
 この日、20年前たまを教えてくれたうめこ先生が来てくれた。
 もう、最前列でうっとりした顔で見てましたとも!!そのうっとり具合は当時ヤナちゃんを観ながらとろけてた表情そのもので。後で聞くとボギーに惚れてたらしい(苦笑)。
 リハでも思ったけど音が本物だもの!
 今回はGさんボーカルがなくて残念だったのだけど、打ち上げでボギやんに訊いたら
 「Gさんの曲、凄くギター難しいの多くて・・・」
 なのだそうで・・・。
 本番では「かなしいずぼん」の石川さん台詞、サムラゴーチネタだったのですが(こちらも十分ゲス!!)、この台詞のネタ自分も直前に思いついていて、ゴーストライティングして渡しとけば美味しかったろうなあ・・・と後悔したのは内緒。

 アンコールの「326」は意外だったなあ。リハでその曲目聞いたとき
 「渋っ!」
 「でしょー!」
 って会話して。

 夢のようなライブでありました。客としても楽しかったろうに、とも思ったんですが、なぜか不思議な感覚で自分は袖で、主催者的な感覚になってまして。お客さまのほうの顔に満足感を得ておりました。
 まだまだ舞台事はひょっとしたら長い仕事になるかもしれない、そんな気分に捉われている次第であります。毎回、こんな舞台にするために尽力しなきゃけりゃいかんのだな。
 思えば嫁に伝えた音楽活動の目標は果たしたのですが、そこから上を目指すと言うのはそういうことなのだな。
 ありがとう来て頂いた皆様、主催のボギー、コピバンのアダチさんとてっしーさん、そして石川浩司さん!