ハレとケが勝負を分けたのだよ
1-0で勝ったホークスの勝ち試合を中継で見ていたとき思った。
この雰囲気は、ケだ。
暗く重たく、しかし生きる糧を得るために続くケの日。
そこから開放され、つかの間の快楽を味わう数少ないハレの日。
スポーツは観客にとっては、ハレの日なのだ。
クライマックスシリーズの彼らは、まるで納期に迫られたサラリーマンのようだった。
残業につぐ残業に煮詰まったような表情で試合をする彼らを、やはり球場にいる神様は見逃さなかった。
そしてロッテの選手たちの、クライマックスシリーズ全般に流れるふてぶてしいまでの伸びやかさは、ハレの日にふさわしく映った。
野球の神様に罰を当てられたのだな、ホークスは。ふとそう感じた。
ケでありすぎたのだ。
生真面目に「ポストシーズン病克服」だのとプレッシャーを感じる暇があったら、素直に野球楽しんでくれよ!!いい表情で野球やれ!!・・・って話だね。
・・・って話、宇宙で当てはめると結構近い失敗談とかあるわあ。
今までの気負いすぎライブの失敗は、たいてい「俺はこんなに真面目にやってるのに・・・」って空回りからだ、うん。
あとごく個人的に、あの例の犬の広告の裏話を聞いてからちょっとだけ「ざまあ」って気分になったのは内緒だ。