ワールドカップから床屋政談まで
予選3戦とも「これ今までの日本か?」と思った動きだったのが、今日に限って「ああ、今までの日本だ」と思いました。
素人にもわかる決めきれない日本!!ゆずりあいの国日本!!
それでいいのさ、いいんだよ。
日本らしく不恰好に攻め続けたってことじゃないか。
限りなく勝利に近い美しい負けに、立ち会えただけでも満足だ。
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この一戦に結構近い感覚といえば、何年か前の夏の甲子園、鳴門工業(徳島)−本荘高校(秋田)を思い出したり。
片や甲子園常連校。片や夏の甲子園で10年連続敗退の秋田県代表の、未勝利公立校。試合は本荘の線の細い左腕ピッチャーがぎりぎりの点差で抑え続けて1-2、9回表にそのピッチャー本人によるツーベースで2点、逆転!!
・・・しかし、その裏、走塁でばててしまったピッチャーは、その1点の点差を守りきることが出来ず敗退した。すでに150球近く投げていたのも災いした。
戦前の予想をはるかに覆す堂々とした戦いっぷりに固唾を飲んで見た9回裏。最後、コントロールがままならなくなっていたピッチャーを応援したっけな・・・。
限りなく勝利に近づいた美しい負けは、やはり感動を呼ぶ。
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谷垣総裁の「いちばん。」のポーズとともに
「トゥース!」
とアフレコした人は、日本中どれくらいいるんだろう・・・。
ワールドカップのスポットCMに入るって戦略、自民党もやるじゃんと思いましたわ。
民主党にとっては、選挙の目くらましに使うにしては速すぎる敗退。しかも民族主義的な国威発揚には理想的な敗退の仕方という。面白いことになった気がします。
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そうそう、ネットで政治話をしていると、たまに左寄りのお年を召された方々と見受けられる論客が、あたかも印籠を出すかのごとく
「アメポチ」「お前アメリカの犬か」
などの台詞を吐く場合があります。
確かに大店法廃止など、アメリカが日本の特に地方経済を徹底的に破壊した面は否定はしない。
けど、若い層にとっては
「付き合うならどっち選ぶ?遠くにいて怒らせると命取られるヤクザと、近所のタマは取られないけど上がり込んだり金せびりに来るチンピラ」
で絶賛前者選びたいってのが心情だあね。
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芸能通、日曜選んだのがいまいちでやり直し中です。