JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

お笑い番組ラッシュで、ぼんやり考えた

 年末、年始ととにかくたくさんのお笑い番組観た。
 バンドブームのときにギターを手にしていた若者層はこぞってM−1ブームに乗ったのかなあ、なんて「ハライチ」見ながら思った。もちろん乗っかったのはバンドブームに乗っかった若者の数の何分の一で、他の何分の何の若者はインターネットに吸い込まれて永遠のマトリックス。それじゃほら、音楽なんて見向きもされんわなあ。

 大衆音楽は、音楽技術・商業的手法のインフレを起こして煮詰まってしまい、大衆の手の届かないところに行ってしまったなあ。演劇が辿った進路もそんな方向だったっけか。どうなんだろうか。

 最近のお笑い観てると「自分でもやれるんじゃね?」と思う瞬間がいくつも生まれる。
 「自分もやりたい」と思わせることって大事だよね。
 近年の音楽にはそれが本当に足らないと思う。
 リスナーすら肩に力はいっちゃってて、辛い時代だ。

 もちろんお笑いも、いつかはその音楽の後を追う形になるだろうなあ。

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 10ン年自分たちが若くて、水沢君と俺が今のブームの真っ最中にいたらきっと、間違って上京してただろうなあと思っています。そうだなー、お笑い目指してたほうがよかったんだろうなあ。青春のでっかい墓標打ち立てに行くって意味ではなあ(苦笑)。