ポカムス「ビビンババンバ」聴いた
藤田さんが弾き語っているのを大耳で始めて観た時、歌詞の危うさばかりに目をとられて過小評価をしてしまった。大耳って場所だったからかなのもしれない。
この落ち度はその後、ポカムスを生で見ることと相成った瞬間、とてつもない衝撃を生む下地となる。いや、ぶったまげてしまったのだ。大耳で見る藤田さんは、ともすれば一書生の手習いのギター弾きのたたずまい。ポカムスが見せるステージアクトはまったく似ても似つかないのだ。
マッチョなドラムスとパーカッショニスト、難しい顔をして弾いてると想像するしかない常に後ろ向きのベーシスト。そして本当に難しい顔で弾いているハモンドオルガン奏者兼ギタリスト…の真ん中。その暑苦しい面子の真ん中で、藤田さんは飄々と、しかし自分の持っているぎらつくナイフのような歌詞世界を存分に歌い上げる。
そういえばライブも見れてないうちに最初に買った音源(ジャイアンシチュー)は確かオルガンなどが入ってなかった記憶がある。
この編成に至るまでのポカムス青春ストーリーを想像すると、凄く羨ましい。
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このバンドの「原始大陸パンゲア」という曲はなんかコード進行が心の琴線に触れるらしく、いつも涙ぐみそうになる。(その曲の動画もあるんだけれど残念ながら音と映像がずれていてね…それでもいいっちゃいいんだけど)