JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

牧のうどんの影のボス

 先日オフクロと病院〜役所めぐりをした際の話。
 帰りがけに、なぜか最近のお笑いの話になった。

 「オードリーとかよく見てごらん。あの若林がうまい具合に扱ってるでしょう、目で」
 「そうやねえ。あの春日っての操ってるのねえ」
 「そうそう、近所の牧のうどんのリーダーみたいに」

 オフクロが訊いて来た。「何それ?」あ、この話、オフクロがしてた話じゃなかったっけ。あーそうだ、別の人が発見した話だ。お袋はさすがにこういう話に弱い。人間観察というか、人を限りなく嫌らしい斜め上の角度から見下ろして観察・研究するのが大好きなのだ。無論親子なのでミートゥーである。

 じゃあ早速以降、となって牧のうどん某店へ。
 この店には、この店を意のままに操るパートのおばはんがいる。以前、某職場に通っていた頃、そこの人が発見したのだ。観察すると、この協栄の金平会長のごときおばはんの目と声が、この店の全てを指揮しているのがわかるのだ。

 想像通りオフクロは虜になったらしく、うどんを食いながら
 「あ、今あの背の高いのが反抗したけど黙った!!」
 などとはしゃいでいたのだった。