荒らしと粘着の末路
最近ヤフー掲示板ってここ何年も見ていなかったのですが、そこで粘着質な荒らしとして有名だった寺田権之介がもう4年も前にいなくなっているのを発見。
http://old.profiles.yahoo.co.jp/terada_gonnosuke
プロフィールは常に動かしていたっけな…。
みんなは設定だと思っていた就職宣言、プロフィールでは有名大学生→勝ち組商社勤務。それがこの2005年だから、俺が彼のことを目で追わなくなってまもなく止めてたんだ、彼。まだずーっと続けるものと思っていた。
勝ち組ってのはまあ設定なんだろう、でもきっと就職はしたんだろう。いや、それよりか、荒らしより有意義なことを発見したんだろうか。社会生活の大変さに目覚めたんだろうか。それとは逆に、絶望してどこかに消えたんだろうか。ネット接続も出来ない闇に、消えていったのだろうか。なんとなく、リアルな手応えがする。
自分を巨人軍になぞらえて「勝ち組」「容姿端麗」などと吐いていたっけな。それは今となっては本当なのかもしれないし、嘘なのかもしれない。真相なんて誰も知りっこない。
思いは幾つも巡るが、巨人と名がついたものというか、野球と名がつくものであればともかく現れてたもんだった。あと、いろんなプロスポーツにおける金満チームのトピックにもいたっけ。ガリバー企業関係にもいたはずだ。その当時ヤフー掲示板を「terada_gonnosuke」で検索したらまあ、出るわ出るわ。
徹底的に他球団、人格を貶めて巨人の偉大さを煽るスタイル。ロッククライミングの達人のように、「ここからよく巨人賛美、徹底こき下ろしに持っていくなあ」と思えるくらいの、細かい足がかりからの話題の膨らませっぷりに、毎度毎度呆れ半分感心もしたものだった。その技法と、語彙力のあまりの貧弱さのギャップ。
しかし悲しい話、ネットの荒らしのログはいろんなところで、ひょんな形で残り続ける。
たとえば一番ムカツク結末である、彼が勝ち組企業に就職して交際関係の女性と結婚をして、「ネット?もう飽きたバーカ忙しいし」だったとしたら。それから時が経っている今、あの膨大なログの一片でも目にしたとき、どう思うんだろうか。
彼が残した愚かな足跡は、まだ確かにどっかしこにあるものなのよね。語尾の「〜なのだ〜!」が、いまだに忘れられん。
荒らし行為はいつまでも残るから、自分のアイデンティティを如実に示した「作品」になっちまう事の重大さに、気づいてなかったんだろうねえ。
時として悲劇的なまでに無様な作品に仕上がることもある。今の双葉の二次元ネタ板とか。