JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

新月にペテン師、死ぬ前の一眠り

 鹿児島の話はおいおい。
 出会った方々、大変楽しゅうございました。また3/8で会いましょう、会えるなら!!
 先に書いておくと準決勝で嫁に負けました。

 昨日、というか今日の話か。
 鹿児島から体調を崩していました。しかし仕事を休むわきゃいかんというのが世の常。
 んで、昨日も夜11時まで仕事をしていたのですが、どうも帰る気力がわかない。というのも帰るルートの選択肢は、夜になると狭まるもので。自分の場合、最終便は早いけど家の近くに行くバス(推奨)、やや最終が早いけど家の近くにある支線の駅(買い物も便利)、この二つがまあストレスなく帰宅が出来る選択肢なわけで、その時間はもうその二つがふさがってたわけです。
 残り二つは20分〜30分くらいの歩きを強いられます。

 体調も崩し気味、仕事はみっちり。精神的にもぐろぐろと想念が渦巻いていて嫌な事ばかりを思い出す有様、状態は最悪。これはいかん。
 背に腹は代えられんと近くのネカフェに入ったのですが、これがいけなかった。
 まんじりとも出来ず。

 仕方なし、ネカフェを出て始発に乗ろうとしたとき。駅のコンコースを歩く途中にふと違和感を感じる。それはすぐさま大きくなり、心臓の辺りからじんわりと寒気としびれ。そして快感にも似た感覚が体を包み始め…
 あー、このままじゃ死ぬな。
 …という感覚、初めてしましたよ、本当に!!

 結局タクシーを拾って実家に転がり込み、朝まで寝ていました。
 人が死ぬ瞬間は、快楽に包まれるというのは本当なんだな…。

 結局午前中会社は休みにしたのですが、ずっと入院している親父のお見舞いに母と行くことに。
 親父は完全に寝たきりになってしまった。
 だが、どうあろうと生きてやるという意思を見せ続けているオヤジに比べて、何なんだ俺のこのていたらくは、そう思うと恥じるところがあった一日でしたとさ。