JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

主水、キン肉男に会う

 佐賀北がミラクル!
 今、自分の家から見える山(背振山)が歌詞に織り込まれた校歌が流れたところ。よくやった!

 で、自分的にはこの試合、前橋の途中リリーフの主将・樺沢がツボに入りました。下馬評は高くないが異様にシェアでソツのないバッティングを繰り広げる佐賀北。頼みのエースが4失点、なお満塁…と言うところでリリーフに入った後、ゼロに抑えて飄々と投げたキャプテン。

 その表情は何を考えてるかわからないが何かやらかしそうな曲者の顔。しかし投げる瞬間だけに一瞬見せる、燃える男の表情。
 キャッチャーの悪送球で1点を失ったときも表情を変えず、「男としては舞台上でこうありたい」という見本のようなかっこよさを発揮。最後まで飄々と投げ抜いてしまいました。

 今さっき、甲子園の土を袋に詰め、ダグアウトに引き上げるときの彼の表情は、やっぱりポーカーフェイス。ちきしょう、まだ自分の半分くらいしか生きてないやつに、「こんなやつになりてえ!」とか思わされちゃったよ(苦笑)。

 たまたまつけたらやってた仕事人がこれってのが爆笑だ。

 ってのもこの回、漫画家のゆでたまごがゲスト出演というもうそれだけで爆笑の回。

 この話、まあうちら殺ヲタ(苦笑)には実は涙ものの回でねえ。もともと超がつくほどの必殺マニアである、当時国民的大人気アニメの作者・キン肉マンの作者がブームの流れでゲスト出演したんですよ。しかも確か、軽口でプロデューサーにゆで側が打診したら、あっさり実現したとかそんな話だったのでは。
 その彼らのマニア心を満足させるためなのか。はたまた彼らがノリノリでやったのが採用されたのか、歴代のオープニングナレーションが異様に台詞の端々に登場。死に際に「仕置屋稼業」のOPナレを言って仕事を託すのは初めて気がついた(苦笑)。仕事屋稼業とかもスゲーマニアックだねえ。

 でも、ドラマ的にはなあ(苦笑)。
 後期必殺らしく、ドラマ的に悪人が掘り下げられもせず、あっさり殺しのシーンに向かわれるところとか、時代劇的な旨み成分はほとんどないことにいまさら驚かされます。所詮バラエティーなのね。

 今頃ニコニコ動画(※嫌いです)あたりでは「バファローマンって何だよ」などと芝が生えててるんだろうなあ(苦笑)。でもそれくらいの評価が妥当だし、むしろそう楽しむものであります。