JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

医は仁術

 今日はラウンジサウンズに行く。
 仕事が早く終わったというのもあるんだが、ろくに顔出しできてない状況はいかんと思った。しかしこの日は大耳のみなさんが勢ぞろいのブッキングで、たくさんの人間に会う。

 大耳から教えてもらった一番大きなことは、基本を学んできちっと自分の居場所が出来たら、そこを守るために巣立つことだった俺は思っている。
 だから、たまに会うのが一番好きだ。
 で、松本くん(珍しく服着てた)に辛辣な言葉を浴びせつつ、一緒にゲラゲラ笑って酔っ払い、江藤君とバカ話をしていたら携帯見て思い出した。
 今日は芸能通トーナメントで、どうしても立ち会わなきゃいけない日じゃないか。うっかり失念していた。
 慌てて引き返すおれ。目当てのバンド(大耳系)は見られず。だが、自分の築いたものをふいにする真似は出来ない。ちょっと昔だったら、一時の楽しさのためにそっちをとっていただろうな、と思うとまんざらでもない。

 自分に守らなくてはいけない表現の場があるという幸福感には、気苦労も多いけれど何事にもかえがたいであります。大耳は表現云々より、自分にそっちを教えてくれたと思う。だから、師の教えは守らなくちゃいけない。

 昨日仕事中に、次々と詞が降ってきた。次々と書き留める、仕事、書き留める、仕事。仕事。仕事でいつも職務上のメモやドンの字の似顔絵でいっぱいの(苦笑)裏紙がびっしりと埋まっていく。

 そのまま、会社に置き忘れた。

 今朝自分の机の上からなくなっていたのを見て、捨てられたんだかどうだかというこの事実。悪いものは書いてないけれど、はずかしい、きゃー。
 とはいえ、覚えている断片が多いのも事実。思い出してまた丸めれば、いい曲になるかも?

 QMA効果みたいかどうか知りませんが、書いてて格段に語彙力が上がってる気がします。
 今日は昼優勝。決定打はないのにのらりくらりと。相変わらず自分のペースは『釈然としないまま勝つ』です。

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=162373&media_id=4

 だからと言って誰もが医者になれるようにするってのは危ない。

 やっぱし高校まではそこそこエリート学校だったから、そういう世界を見てきた私ですが。素性の知れない怪しい金持ちの息子が、「金を積めば医者にしちゃうって噂が絶えないよ」といわれる有名な某私立医大に入った話。品性のなさで医者になる学力を身につけながらも堕落して挫折、そして医者になれたにもかかわらずごにょごにょ…なんてのをいっぱい目の当たりにしてきててね。

 何せ人の生死に関わる仕事のなかでは、のしかかる責任は他の職業の追随を許さないものなのだから。どうしろと、といわれても、おそらく医大に入って挫折してただろうなとしか過去を振り返れない自分には答えるすべはないけれど。でも、近世まで医者は大半がペテン師に近いものだったってことを思い出せば、そんなものなのかなあと思う。江戸の世で医者にかかれた町人なんて、どれくらいいたんだろと想像すると、きっと今の世の中はシアワセだろう。

 まあ、本当に思うが、誰でもなれるという世の中にだけはしないで欲しいさ。今でもひょっとしたらそうなんだろうと思うけれどさ、金の亡者がもっと安易に医師免許を買える状況にしたいって思惑かい?