JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

Wの家

 たとえば、こういう地図があるとして。(左)
 昔Z社のバイトで地図を編集してたときに、こんな感じの表記を見つけた。
 今なら即、風景が頭に浮かぶ。コンクリート擁壁に囲まれた「W」、民家のブロック、金網、池。あ、これは多分防火水槽か、ちょっとした貯水池ね。

 だけど当時は知識があるわけないじゃない。
 なもんで当時のバイト仲間と激論に。「Wと書いてある家だな」「店の名前か?」「いや、大きさはこんなもんじゃないだろう。小さすぎる」「じゃあ実はこんなんじゃない?」そういいながらその辺の画材を取り、想像図を描いてみんなで大爆笑。

 今編集中の平面図がその近くの地図なので、なんとなく懐かしくなって久しぶりに描いてみた。(右)
 要は「調査のバイトの人がその名称を『W』としか書きようのない小さな建物」。場所は、田舎の集落の真ん中。自分で言うのもなんですが、上手に描けました。絶対に違いますけどね!