JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

漫画本を最近また買うようになった

 「スティール・ボール・ラン」の8巻を買ってリンゴォに涙。
 大学のとき、繰り返し何度もポルナレフVSヴァニラ・アイスの単行本を呼んで涙した自分にとっては、それ以来の名勝負だったと認識していただきたい。嘘偽りは一切なく、あまりに崇高なる感想だ。久しぶりに涙が出そうなくらい素晴らしいものを見せていただいた気分だ。感謝いたします。

 「魔人探偵脳噛ネウロ」の7巻も買った。この漫画が秀作から傑作になった瞬間を垣間見たような、そんな読後感だった。主人公が全知全能、というギミックは今や一億総中二病、的なニッポンではアタリマエの設定だったはずで、その流れに従っているようできっちりそれには当てはまらず、それをあざ笑うような設定と世界観。全能でなくなりゆくネウロと、全能に近づきつつあるXIの対決でのネウロの台詞が最高だ。そして何より「名作漫画は食事のシーンを上手く、印象的に描く」という基本にあんまりにも忠実だ。