このタイミングなら書ける話
いつぞやの少年チャンピオン。板垣恵介が亀田の長男か次男とイラストの描き方について対談していたことがあって。
「ボクね、ここんとこが、上手く描けないんスよ、いつも、いつもこうなるんスよ。どうすればいいですかね?」
「まずね、アタリ線を引いて、こうして…」
この前兄の子供が来ていたときに人物絵の描き方を教えた。
アタリ線を引いてる最中その子供はゲラゲラ笑いながら「何それ何描いてんのさー」と笑っていたが、そのアタリ線に誘導されて徐々に浮かび上がってくる、絵の形に子供は夢中になっていき、それの完成とともに一言。
「何事も最初っからきれいに描き上げられるわけないから、ああやってすこーしづつ仕上げていくのよ、間違いを修正したりとか、根気よくね。」
で、話は亀田に戻る。
「あー、そうなんや、オレ、最初っから完成に持って行こうとして描いてんねん」
何か、人間として底が知れた記憶があって以来、この彼らに疑惑の目を向けていた俺ガイル。