数年前の話
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=50191&media_id=4
怪我して就職話が流れたことがある。
で、母親が保険金の書類を書いてくれといってきた。
色々な手続きを進める中、『治療費の足しになると助かる』と控えめに聞いてみたら
「何言ってるの!あたしのお金じゃない!誰が出すね!」
母は時折機嫌が悪いときに、発作的につい本音を言ってしまう悪い癖がある。
その悪い癖を自分でわかっていたのだろう、その台詞を吐いた後はっとし、しまったという表情としばらく取り繕うような言葉をいっぱいこっちに浴びせかけてきた記憶があるが、もう覚えちゃあいない。もちろんそれから保険金の手続きは、一切やっちゃいない。
金の力ってのは親子の情愛すらも、残念ながら敵わない物と思い知った、あの時。思えば自分は金を、この世の中を憎んでいるような気すらする。