JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

荒らし

 いつも行ってる場所に、粘着荒らしがいる。
 荒らしというやつはまあ、基本的には存在自体悪なのだがなかには興味をそそられるものも存在したりする。

 ヤフー掲示板の巨人ファンの有名な荒らしなんかは、本当に誇大妄想症をこじらせてしまっているのか、それとも確信犯的に荒らしを続けているのか。いずれにせよ膨大なテキストを書きなぐってはある意味芸術といえるほどの巨人軍賛美をいろんなところに撒き散らしているし。

 2chにいるグレーゾーン荒らしとして有名な人間はいろんな作品批評や講評と称する的はずれの論評をして住人たちの心を逆なでしつつ、決して目に見える形の荒らしを行わない。まったくもってそのコミュニティを共有する住人たちには迷惑な人間である。

 彼らは人に不快感を与えるという背徳感と、相手してくれる人間の反応を楽しむという目的の達成感を味わい続けるのもつかの間。荒らしというやつは行動の発端の衝動がかなり幼児性の強い部分なので、常に行動は単純になりがち。そしてすぐに飽きられていくのが定めなのです。

 で、いつもいるとこに現れるやつがどんなやつかって?いや、彼はまあ普通のムカつくタイプの荒らしなんだけどさ、ちゃんと脳内スルーしてるんだけどさ、何か引っかかることがあってねえ。
 何かが足りないんですよ。
 そう、その荒らしさんにないのは、上述の例に挙げた荒らしの二人に共通する「何が何でも人を振り向かせようとまでする」という気概がないんですわ。いつまでたってもワンパターンの行動、見るに堪えないだけの文章。そしてその気概のない文章からにじみ出る教養・知識のなさがさらに、物足りなさを演出しまくってるわけですね。

 荒らしといえど文章、それは創作活動。
 気概のないやつのそれは見てて痛々しいだけ、ってことですなー。肝に銘じます。