JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

人生のコントラスト

 昨日は総決起集会に行ってきました。
 福岡の知る人ぞ知る夏フェス的野外イベント。
 アングラ気取りも芸術家気取りもパンクス気取りも一緒くたに踊ってハッピーな、そんなアンダーグラウンドな連中の学園祭も、今年でおしまい。

 一銭めしやの絶叫から始まったジェットコースターのようなプログラム。自分が目当てで行った方々、とんちピクルスオクムラユウスケ、ゲストバンドにクリトリックリスにneco眠る!!nontroppoガロリンズ、fork enough…ああもう、おなかいっぱいだよ。踊り疲れて、祭りは終わる、高校の学園祭の時もこんな感じだったっけ。体育館から聞こえる同級生のバンドのシャウトを、遠巻きに聞きながらアンニュイになっていたっけな…。

 後片付けを手伝い、打ち上げに参加して…18年に一度。まさに一周した学園祭のハレの空気。

 この学園祭を、本気で支えてくれるようなオカネモチのいない不毛な街、福岡。何ちゃらシティみたいに中途半端なそういう輩に食い荒らされるようなフェスにもならず、コンセプトを初志貫徹出来たまま終われたということは本当に、賞賛に値します。ボギーさんよしえさん井上さん、お疲れ様でした。



 打って変わって今日。
 父親の病院の転院の手伝い。
 「重篤」という言葉を重ね重ね聴く羽目になるまで、しんとした病室でじっと待ち続けることばかりの一日でした。

 昨日があって、今日があるからきっと、辛いことがあっても大丈夫なんだろう。見事に静と動のコントラストを織り成した二日間でしたとさ。