第49話「あんたこのシュードーナツをどう思う」
※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。
脚本:野上ニコルソン
監督:松野ニコルソン
あらすじ
歴史考証を完全にしくじり江戸に襲来した蒙古軍。当然前世代的な騎馬戦法やてつはうでは江戸の世の大筒や鉄砲の技術の前には勝てるわけもなく、結局江戸に物見雄山にやってきた田舎者風情の扱いを受けるフビライ・ハン(笑い飯西田)は鬱屈しながら、嘉吉の長屋付近で遊軍ととぐろを巻いていた。その頃人返し政策の一環で、出稼ぎ民の一時身請け事業をお上に受領した上総屋仁兵衛(チャールズ・チャップリン)はフビライに声をかけ、蒙古軍たちに帰るところのない出稼ぎの民を留め置く長屋の警備を任せる。しかし電気がない江戸時代に怒りの声を上げた未来人たちが光線銃で撃ち合いを始め、蒙古軍ともども全滅してしまう。全てが上総屋による、荷車や飯代などを過大に見積もった水増し請求を瓦版屋の空之介(高田純次)に書きたてられた事の火消しに過ぎないことを知った嘉吉は…しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。
解説
時代考証に翻弄される民衆をテーマに、元寇までも盛り込んだ野上ニコルソンの意欲作。蒙古軍が全員ジオン軍の格好をしているのは松野ニコルソンの聞き間違いで、美術の中島ニコルソン曰く「スレッタちゃんみたいなの出そうと思ったのに何でファーストガンダムしか観てねえんだよ!と野上さんが衣装合わせで絶叫してましたね」(※出典「必殺シリーズマル秘史」高鳥ニコルソン著)。なおこの回は意味もなくエスペラント語で収録されており、当然字幕スーパー。
次回予告
ちっちゃなころから死んだのさ、たんたん狸で大人になったのを見せつけてやる。江戸の貨幣経済の時代考証を通勤時チェック、一切合切勝負をかける、委細面談。次週新必殺仕業人、ご期待ください。