JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

新しい職場にて

 コンバンハ、モリシンイチデス(※笑点のたい平がやる似てないモノマネで)。
 信じられないことに就職しています。
 懸案材料だったパニック障害を起こしてミス連発と連鎖というアレ、どうやら乗り越えてしまったようです。鬱にはよくある挙動ですね。自分はどうやら「その先を知っている」から、パニックの時点で修整方法を覚えてしまったようです。なものでこの自分の変貌振りに驚いています。

 さて新しい職場では、総監督が現場事務所で腕組みをしながらひたすら書類を待っている。この総監督、俺が失敗をやらかしたとき至近距離に空手チョップを炸裂させた怖い人だ。以前の俺ならばあの時点で会社を辞めていたかもしれない。この人、そんなチョップ食らわせたあと3時間後には
 「お〜い、吉澤ひとみ逮捕されたバイ!!」
 まあそういう人なので、大変楽しい。またおそるべきあるものの収集家かつコレクター。そしてドラマーでもあるという。まあ深く書くと、その方が身バレしてしまうのでこれ以上書くのはよそう。
 さて、下請け会社の各書類を待って何日か。「ミスはありませんね?」「ミスはありません!!」じゃ、そのまま役所提出するよ?という段階で届いた書類をチェック中。見る見るうちに総監督のテンションが怒りモードに。俺に同意を求めつつ。そのうち怒りゲージがMAXになったところでついにテーブルに空手チョップが「パーン」と炸裂した。

 ふたばちゃんねるのネットスラングに「帰れや!!」という言葉があるのをご存知だろうか?おそらく、この総監督のこの声が一番似合っていたと思う。名だたる声優やアニメプロデューサーを審査員に迎えた「帰れや!!」オーディション会場でこの声が出ていたら、満場一致で採用だろう。
 俺が心の中で大爆笑していたが、もう泣き笑い。
 「君、これどう思う?怒るしかなかろうが!!なあ?」
 もう、泣いていいのか笑っていいのかわからず泣き笑いの声で
 「ふぁい、そうおもいまぁす(震え声)」

 その後下請け会社の事務所のほうから総監督の怒声が聞こえる中、俺は笑いをこらえた自分に感謝をした。いやー、死ぬかと思った。ひとつでも答えを間違えたら空手チョップ食らうとこだった。